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抗ヒスタミン薬とは?

抗ヒスタミン成分のはたらき

ヒスタミンは肥満細胞から吐き出されますが、このヒスタミンのはたらきを抑えるのが抗ヒスタミン薬です。

ヒスタミンを受け取るヒスタミン受容体は、血管、知覚神経、胃、中枢神経などに存在しています。

そこで、例えば血管にあるヒスタミン受容体にヒスタミンが結合しますと、血液中にある水分が血管の外側に漏れ出てしまいます。そうすると、そこの場所に水が溜まっていきますので、いわゆる腫れた状態になります。

他の部位も見てみましょう。
知覚神経にあるヒスタミン受容体にヒスタミンが結合すると、神経細胞が過剰に興奮することになるので、その末梢の信号が脳に伝わって痒みになります。
胃のヒスタミン受容体にヒスタミンが結合すると、分泌腺が反応するため胃酸の分泌が促進されます。
中枢神経のヒスタミン受容体にヒスタミンが合致すると、脳が活性化し、覚醒状態が維持されることになります。

抗ヒスタミン成分とは、ヒスタミン受容体とヒスタミンが結合するのを防ぐはたらきを持つものになります。

主な抗ヒスタミン薬

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • カルビノキサミンマレイン酸塩
  • クレマスチンフマル酸塩
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩
  • メキタジン
  • ジフェニルピラリン塩酸塩
  • ジフェニルピラリンテオクル酸塩
  • トリプロリジン塩酸塩

抗ヒスタミン薬の使用上の注意とは?

眠気に注意が必要です。

抗ヒスタミン薬が配合された内服薬を服用した後は、眠気が強くなるので、車の運転を避けます。

また、抗ヒスタミン薬は母乳に移行しますので、母乳を与える女性は使用を避けるようにするか、または、薬を飲むときは授乳を避ける必要があります。

妊婦が避けた方がよいOTC薬の抗ヒスタミン薬

  • メキタジン
  • ジフェンヒドラミン
  • プロメタジン

クロルフェニラミンマレイン酸塩など、妊婦に使用可能な成分もありますが、OTC薬では慎重に使用することが望ましいです。

抗コリン作用について

 抗ヒスタミン成分は、抗ヒスタミン作用のほかに、抗コリン作用も併せて持っています。
 そのために、排尿困難や口渇、便秘などの副作用が出ることがあります。
 排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は注意が必要です。

※ 抗コリン作用とは、副交感神経のはたらきを抑制する作用のことです。副交感神経を抑制するわけですから、結果としてその反対である交感神経の方が活発になります。そのため、排尿困難、口渇、便秘といった交感神経優位の症状が出やすくなるというわけです。

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