Web交流会に参加して

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新型コロナウイルスに対する中医学の役割

去る4月11日、薬戸金堂が所属している日本中医薬学会を通して、Web交流会なるものに参加いたしました。

このWeb交流会は、中国・武漢で新型コロナウイルスCOVID-19に対して、中国医学(中医学・東洋医学)での治療に従事した張伯礼医師を囲んで行われたものです。

そのタイトルは、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防と治療における中医学の対応について」というもので、交流会に参加した人数はのべ700人に及んだようで、医師をはじめ、登録販売者、鍼灸師など、幅広い医療従事者が出席しました。

その模様は、ニュース配信サイトでも報道されています。

新型コロナウイルス感染症対策WEB交流会国内外700目の漢方専門家集う

現在(2020年5月1日)のところ、この新型コロナウイルスCOVID-19がパンデミック化し、それを克服したのは、中国と韓国しかありません。両国共に、一時は大きな被害を被りましたが、その後戦略的に対処し、今は日常の生活を取り戻しつつあります。

このような成果が上がったのは、徹底した都市封鎖など、いろいろな政策があったと思いますが、その内の一つに伝統医療を活用したというのがあると思われます。

すでにSARSやMARSなどで、中国と韓国の両国は伝統医療も活用できるというエビデンスを得ているからこその、活用が出来たのだと思います。

日本での報道を見ていますと、新型コロナウイルスCOVID-19に中医学を用いるのは習近平の思惑だとか、伝統医療によって国威発揚を狙ったなど、穿った見方が多く、正当な評価を受けていないと感じます。もちろんそのような背景が全くないという確信は私にもありませんが、しかし、中国で行われた中医学も活用して総動員で治療に当たる姿勢は、素直に評価しても良いのではないかと思います。

 

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