イスクラが扱っている漢方薬は、他にないような特徴あるラインナップを有しています。
それは、患者様の要望に応えるために練られたものであり、臨床の現場である薬店・薬局からの声を行かした結果であるからです。
しかし、一つ厄介なところは、イスクラの漢方薬は、独自の名前を付けたものも多いため、誤解が生じることがあります。
例えば、「補中益気湯」は、イスクラの場合「補中丸」になりますし、アレルギー症状などに効果がある「玉屏風散」は、「衛益顆粒」という名称になります。
また、元々の原方に対して、独自にいくつかの生薬を加味して強化したものもあります。これは、原方を無視したがための処方ではなく、臨床に併せて必要なことが多いものを足した結果の組成にしているからなのです。ここも誤解が生じる点であります。
以上のような誤解や間違いがないように、このページでは、イスクラの漢方薬と、その基になった漢方薬の名前を対照表にしてお知らせして参ります。どうぞご参考になさってください。
| イスクラの商品名 | 基になった漢方薬名(原方) | 商品ページリンク |
|---|---|---|
| 温胆湯エキス顆粒 | 温胆湯 | |
| 衛益顆粒 | 玉屏風散 | 商品ページ |
| 開気丸 | 舒肝丸(=金鈴子散+沈香+木香+縮砂+鬱金)-朱砂 | 商品ページ |
| 冠元顆粒 | 冠心II号方の降香を木香と香附子に変更 | 商品ページ |
| 健胃顆粒 | 香砂六君子湯 | |
| 建脾散エキス顆粒 | 参苓白朮散 | |
| 杞菊地黄丸 | 杞菊地黄丸 | |
| 双料杞菊顆粒 | 杞菊地黄丸 | |
| 中薬杞菊地黄丸 | 杞菊地黄丸 | |
| 参茸補血丸 | 人参鹿葺丸 | 商品ページ |
| 酸棗仁湯顆粒 | 酸棗仁湯 | |
| 瀉火補腎丸 | 知柏地黄丸 | |
| 瀉火利湿顆粒 | 竜胆瀉肝湯 | |
| 勝湿顆粒 | 藿香正気散 | 商品ページ |
| 逍遥丸 | 逍遥散 | |
| 浸膏槐角丸 | 槐角丸 | |
| 参馬補腎丸 | 老中医の臨床経験から開発された処方 | |
| 心脾顆粒 | 帰脾湯 | 商品ページ |
| 清営顆粒 | 芍薬地黄湯・犀角地黄湯を元に加減したもの(犀角はワシントン条約で禁止されているため含まれない) | |
| 双料参茸丸 | 参茸丸を加減したもの | |
| 頂調顆粒 | 川芎茶調散 | |
| 天津感冒片・涼解楽 | 銀翹散を加減したもの | |
| 天王補心丹 | 天王補心丹 | 商品ページ |
| 独歩顆粒 | 独活寄生湯 | 商品ページ |
| 麦味参顆粒 | 生脈散 | 商品ページ |
| 八仙丸 | 八仙長寿丸=六味地黄丸+麦門冬+五味子 | |
| 鼻淵丸 | 蒼耳散、蒼耳子合剤に野菊花、茜草、金銀花などを加味 | |
| 婦宝当帰膠 | 養血当帰膏(四物湯、聖愈湯) | 商品ページ |
| 平喘顆粒 | 蘇子降気湯 | |
| 補中丸 | 補中益気湯 | |
| 麻杏止咳顆粒 | 麻杏甘石湯 | 商品ページ |
| 温清飲 | 黄連解毒湯+四物湯 | |
| 葛根湯 | 葛根湯 | |
| 加味逍遥散エキス顆粒 | 加味逍遥散 | |
| 芎帰調血飲第一加減 | 芎帰調血飲 | |
| 血府逐瘀丸 | 血府逐瘀湯 | |
| 降圧丸 | 降圧丸 | |
| 散痛楽楽丸 | 疏経活血湯 | |
| 至宝三鞭丸 | 至宝三鞭丸 | |
| 耳鳴丸 | 耳聾左慈丸(六味丸がベース) | |
| 潤肺糖漿(現在欠品) | 養陰清肺湯 | |
| 小青竜湯エキス | 小青竜湯 | |
| 星火牛黄清心丸 | 牛黄清心丸 | |
| 精華牛車腎気丸 | 加味腎気丸 | |
| タイツコウ軟膏 | 神仙太乙膏 | |
| 糖解錠 | 麦門冬飲子 | |
| 蘭州金匱腎気丸 | 腎気丸=八味地黄丸 |